夏恋―NATSUKOI―
「ベッドもふかふか~♪」

ついつい子供みたくはしゃいでしまった。

「可愛い」


いきなり言われた褒め言葉に、心臓が飛び跳ねる。

「佐藤くん、あんましお世辞でも言わないでよ」

ちょっと膨れて言うと、彼がゆっくり近づいてきた。



「お世辞なんかじゃないよ?俺の本音」

「え?」

「あと、俺のことさ、"佐藤くん"って呼ぶのやめて?」

「じゃあ、なんて?」

「"圭"って呼び捨てで呼んでよ」

「///でもさ…」



恥ずかしいよ。いきなり、呼び捨てだなんて…

しかも、今日あったばかりの人だよ?

緊張しちゃうよ…

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