友空物語
龍太以外の5人は
口を開けてポカーンとしている


翔一「な、何これ??」

龍太「見たら わかるだろ
お花見するんだよ 俺達」


翔一「そこはわかった
この画用紙だよ」と紙を指さした


龍太「え?? だから

新学期だよ お花見大会だ」と
自慢げに言った


翔一は
画用紙を指さしながら

翔一「これ作ったの??」


龍太は
コクッと頭を下げた後に

龍太「作るのに半日かかった」


翔一「お前バカじゃん

字汚ね~し
お花見なのに大会とか意味不明だし

こんなのに半日かけるとか」


急に龍太は涙目になって

龍太「……………ぐすん」
鼻をすすって少し黙った


すると
急に

龍太「う、うるせー!!

お、俺は

皆でお花見がしてーんだよ」


すると
友ちゃんはさっきと打って変わって

友ちゃん「いいねー お花見

やろーやろー」と
テンションが上がっている

龍太もテンションが上がり


龍太「そうかそうか

よし じゃあ
友ちゃんを幹事に任命する」


友ちゃんは

多分幹事の意味はわかっていないが

友ちゃん「やった~ 幹事、幹事」と
さらにテンションが上がった


翔一「友ちゃんが幹事するんだったら

言い出しっぺのお前は何するんだよ」

龍太 「え?? 俺??

俺は……………社長」と
きっぱりと言った


一瞬その場が凍りついた


翔一「え~ もう意味不明」と思った


仁「で どこでやるんだ??」


龍太「そりゃ 河川敷だろ」


河川敷は
地元では
お花見する場所で定番なのだ


龍太「じゃあ
明日土曜日で学校休みだから

朝8時に現地集合で」


全員「は~い」と言って
倉庫を後にした
< 8 / 25 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop