-呪歌-

少し考え込んだ後に武が口を開いた。


「問いかけに答えられなくても特に問題は無いと考えていいのかな?
あるいは・・・近日中に何か起こるとか?」



「ち、ちょっとやめろよ〜!だったら俺ヤバイじゃん!
絶対何にも起こんないって!」


「あ・・・ごめん、脅かそうとかそういうつもりじゃなかったんだ」


武は謝ったが、今更聞かなかった事にもできない信二の機嫌は戻らない。


周りの皆は、あくまで単なる想像だから、と信二をなだめた。


そこへ今まで黙っていた晴海が口を挟んだ。

「実は私・・・昨日も出たの・・・
また歌が聞こえて、なぞなぞを出された。
下は大火事、上は洪水っていう問題で、答えはお風呂っていうベタなのだったから一応答える事はできたけど・・・

ねぇ、とりあえず信二は問題に答えられなくても無事だったんでしょう?

白紙に戻して考えてみると、あの霊はどうして、何の為に歌を歌ったりなぞなぞを出すのかしら?」
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