インターン･シップⅡ

グズグズと泣く私の横で、千ちゃんは黙ったままただ側に居てくれた。


泣き終わるのを待つように、落ち着くのを待つように。


ただ静かに、温かい空気で私を包んでくれてるかのように…。


｢…ごめんね、千ちゃん。支離滅裂だわ、泣くわで…ホント、ごめん。｣


泣いたことと、話をきいてもらえたことで少しスッキリした。


スッキリしたら、落ち着いてきて。


でも落ち着いたら自分の取乱し様が恥ずかしくてたまらない…。


熱のせいだけじゃない赤い顔の私を見て、千ちゃんは目を細めてフッ…と優しく笑った。


｢お前ら…お互いを想い過ぎてすれ違ってんだよ｣


｢……？？｣


千ちゃんの言う意味が分からなくて首を傾げる私の目を真っ直ぐ見て、千ちゃんは静かに続きを話してくれた。