インターン・シップⅡ

まるで子供みたいに目をキラキラさせて千ちゃんは私にそう言った。


「…そう…なのかな…??」


いまいち理解できないでいる私は曖昧に返事をした。


そしたら千ちゃんは、ゆびきりげんまんするみたいに小指をスッ…と出して私の前にかざした。


「“運命の赤い糸”…って聞いた事あるだろ?」


「…え?あの…小指と小指が赤い糸で結ばれてるって言うやつ?」


「そうそう、それ。

まぁそんなの俺は信じちゃいないんだけどさ?

ある時フッ…と思ったんだけど。まぁ…100万歩譲って、小指と小指が結ばれてたとすんだろ?

そしたらさぁ?この世界中の誰かと小指で繋がってるわけじゃん?」


私の前にかざした小指を見つめながら千ちゃんは続きを話だした。



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