魔王に捧げる物語




つん。


あっ!


悪戯心でつついてみた白い頬は思いのほか気持ちよい。

肉は薄いが、つきたての餅のようだ。

もっと触りたくなって膝立ちで接近し、両手を伸ばす。


ぷに、ぷに。


たまらない感触にミラは大興奮で、後ろにまったく意識が向かない。


「……一体なにをされてるのですか??」

「きゃっ!!!」


驚きの余りに、強くつねってしまった。
すると小さいそれもビクっと跳ねる。


恐る恐るニルを見るが、反応はない………。

セーフ??


よかった、と思いながら振り返ると、イシュが申し訳なさそうにミラを伺っていた。


「申し訳ありません、驚かせてしまいました……」

「いいの、気付かなくてごめんね」


「いいえっ!とんでもございませんっ!………あの……?」


イシュが言い淀みながら手とミラを交互に見る。


あっ!と、言いたい事がわかり、ミラがクスクスと笑った。


「ニルのほっぺすごく柔らかいの、それでつい……」




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