魔王に捧げる物語
ミラはだいたいの内容をポツポツと話した。
外を眺めていたら、探し物をしている人がいて、手伝うと言い。
その人がニル達のように一瞬でバルコニーに現れて、
ルースと名乗った。
彼が人なのか違うのかその時にはわからなかった。そして彼は、探し物はもう見つけたと言った。
意味深な言葉を聞く内、怖くなっていき………、探し物はミラだと言ったのだ。
瞳は獣、言動は食に繋がり、寂しがり屋だとか謎多い発言。
最後には、本当の名を言った事。
時間はかかったが言いきる。
ニルはベッドの上で壁に背を預け、ミラを足の間に座らせ向かい合い。
優しいく頭や頬を撫で、安心させるようにして聞いてくれた。
やがて、彼がミラを見透かすように見つめて言った。
「ルースという男の事は知っているよ………」
驚いたミラにスゥっと目を細める。