魔王に捧げる物語
「いいよ、でもイシュとははぐれないように。そんななりでもそこらの奴には手出しさせないから」
「わかったわ」
「イシュ。わかってるよね?」
「はいっ!!心得ております!」
後ろに控えていたイシュが飛び出て来た。
ニルそれに反応を見せず、一瞬視線を向けたがすぐにミラを見る。
「それじゃ、後で迎えにいくよ」
どこかに飛ぶのかと思いきや、意外と普通に歩き出した。
人目があるからだろうか?
「姫君?わたくしどもも参りましょう?」
「うん……」