キミがスキ
あっという間に1年が過ぎ、俺は春休みを過ごしていた。
地元帰ろうかな~と悩みながら街を歩いていると、山田がいた。
別に喋りかけるつもりもなく、スルーしようと思ってたところ、山田から声をかけてきた。
「…松永っ……」
その目はいつもの山田じゃなくて、少し動揺した。
「ちょっ…、どうしたんだよ」
「あのね、うちね、生理、全然来なくてぇ(泣)」
「……」
なんとなく、読めてきた。
「うち、今、コンビニで検査薬買ってきたんだけど、一人じゃ怖くて…
家、すぐそこなの。 …来て」
いつも強気な山田がこんな目をすることなんてないから、俺は山田の家についていった。