インスタントラブ~甘くて切ない一目惚れの恋~
なんとかひかりを諭そうとするけど、

世間ずれしてるのか
鈍いのか、
この危機的状況を
なかなか理解してくれない。



「え?そうなんですか?だったら、そこの交番に相談に行ったほうがいいんじゃないですか?」



「なに呑気なこといってんだよ。とにかく逃げよう」



「え~、でも……」



もたもたして、
なかなかいうことを聞かないひかり。



一人で逃げることも考えたが、たぶん一緒にいるのがわかったはず。



だとしたら、
ひかりに危害が及ぶ恐れもアリ。



歩行者信号。



青に変わった。



「待てや、こら~!」



ついでに
男の声色も明らかに変わった。



「シカトこきやがって。たただおかねーぞ!」



それは
もはや怒号。



やばっいっす!!



「いいから、来いって」



ぐいっと
ひかりの腕を掴むと
引っ張るようにして走り出す。
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