空想メール

‥信愛‥

《怖かった…

キモチ伝える前に

もう終わってしまうような気がして（┰_┰）

恋愛には勇気が必要な時もあるんだって

わかった

あたし…


強くなったよ…》


送信





決めた

ハルキに確かめよう


そう決めた途端
行動せずにはいられなかった



ﾌﾟﾙﾙﾙ―



ハルキとの電話から
どのくらい時間がたってただろう

今 誰と何をしてるのか
気にならなかった


（…でて！）



『もしもし』


（でた！どうしよう…
　緊張してきた…）

「シオリだけど…
今日 会えない…かな？」


『今日は無理だな

明日 仕事終わったら電話するよ』


「わかった…じゃ明日」


冷たい返事だった

やっぱり　今　

誰かといるんだね…



明日　ちゃんと聞こう

もし 結婚してる…なら
キッパリ諦めよう！

もし　結婚してないって言ったら…

写真は誰なのか聞かなきゃ
それから先のことは
それから考えよう


気分転換にひとりで電車に乗り

町へと出掛けた

夕暮れの空は
ｵﾚﾝｼﾞとﾌﾞﾙｰが入り交じり

寂しさを誘う

ｸﾘｽﾏｽに向かって
まっしぐらのｲﾙﾐﾈｰｼｮﾝたち
「ｸﾘｽﾏｽか…」