空想メール
《人に質問するとき

あんなに緊張したことなかった(´〜`;)

勇気を出すって

怖いけど

大切なことなんだって

気がついたんだ(*^_^*)


ありがとね…》


送信





『えっ!? 俺!?』



そう言った途端
ハルキは笑い出した



『アハハハッ〜

どっからどうなって
そんな話になったわけ?』


「ハルキの車に乗った人が
女の人と子供の写真が飾ってあったって…」



『結婚してるように見えるかぁ?

子供いるように見える?』


そう言われれば見えないけど

してるようにも見える

見えると言っておいたほうが

カミングアウトしやすいかな…



「うん…少し」



『マジでぇ!?

あぁ〜ショック〜

俺 結婚してねぇし!』



…よかった

じゃ 写真は…



『写真は前の彼女
バツイチの子持ちだったんだ

どうせマユが言ってたんだろ?

アイツ乗せた時
別れたばっかだったから

忘れてて
片付けてなかったんだ』



「そ そうだったんだぁ

ごめんね
なんだか変なこと聞いちゃって…

でも
正直に答えてくれて
ありがとね!」



『もしかして…』
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