空想メール

‥微妙‥

《あなたは

いろんな記念日を

覚えるタイプじゃないって
勝手に思ってたf^_^;

意外だったなぁ

嬉しかったよ

今でも覚えてる?


あの記念日…》


送信





お正月


毎年 実家に帰ってけど


今年は帰らなかった



別にお正月だからって

帰らなくても


ゆっくり一人で過ごす

お正月もあり?

なんて思った




友達と遊んだり飲んだりする約束もしなかった





ハルキからの

電話を待ってる

自分がいた



から…




ベッドで寝転がり

ふと 横を向くと

コルクボードにとめてある

一枚のメモ用紙が目に入った




『090……』




ハルキの携帯番号…



そういえば

クリスマス前におしえてくれてたのに

一度も電話したことがなかった




(電話してみようかな…)


緊張して番号を何回も押し間違える

深呼吸して

(でてくれますように!)



プルルルルルー


留守電になった

あたしは慌ててきった

メッセージをいれるのが恥ずかしいからじゃない




ハルキが



誰かと



一緒にいるような




気がしたから…
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