空想メール
《あの時が懐かしいね…

そんなに昔じゃないのに

随分

前の事のような気がするんだぁ

いろいろあったね

今となっては

いい思い出かな


そうでありたい…》


送信





また

ドキドキしてる…


携帯鳴ったのかなぁ

それとも

マナーモードかなぁ



ハルキ



何してるんだろう…




ハルキが電話くれたのは

それから2日後だった




プルルル―

家の電話がなる


「もしもし」



『シオリ?久しぶり!

正月に俺の携帯に電話くれたろ?

ごめんな
すぐ電話できなくて

何か用だったのか?』



「いや…べつに…

あ!おっ お正月だったからさ!

挨拶ぐらいしとこうかなって思ったんだ アハハハ

あけましておめでと!!」


『おめでと…って

それだけ?』



「えっ!? …うん」



『それより今日ヒマか?

俺のダチらぁと新年会あんだけど来ないか?

女の子もいるから!
俺の店の先輩だけどな

来いよ!夕方 迎えに行くから!

また電話するわ じゃ!』



「えー!?
ちょっと!ハルキ!」



ツーツーツー




(どうしよう…)
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