月の恋人


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「あはははは!何ソレー!!なんで、数日でそんなに面白い展開になってんの!?」


興奮した亜美が、コーラを一気に飲み干す。



「……面白くなんか、ないよぉ…」


あたしは
テリヤキバーガーもポテトもドリンクも、一向に進まない。







気付けば、夏休みに入って一週間が過ぎようとしていた。


初めての生理だったからか普通より早く終わってしまって、部屋に篭る理由を失ったあたしは、いても立ってもいられず亜美をマックに呼び出した。



洗いざらい、とにかく聞いてほしくて。







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