クマさん、クマさん。




ドアが開いても朱也がドアの前を占領して中が見えない・・・。



「別にもう用意されてるからいいだろ」



「用意されていても、そういう訳にはいかないの」



「別に葵じゃないからいいだろ」



「ちょっと伊能!それ、あたしに失礼でしょ!」



2人の女の人の声が聞こえる。


きっと"なっちゃん"と"葵ちゃん"だ。



「あれ?朱也の後ろ誰かいるの?」



朱也が一瞬振り向いて俺を見た。


「・・・いない」



「おい!いるだろ!」


こいつ俺の存在を消しやがった。



「朱也、失礼でしょ。すいません」



いきなり朱也の横に女の人の顔が出てきた。



「あっ、いえ!えっと・・・」



"なっちゃん"?


"葵ちゃん"?



どっちだ?


「あたし、新婦の親友の亀木葵です」



「あっ、"葵ちゃん"の方か~」



笑顔で言った瞬間朱也に睨まれたことは気にしないことにした。



「俺、クマの高校時代の友達の「カニだ」



「え?蟹?」



「そうカニ」



「カニくんって言うの?」



「違っ「そうらしい」



おいっ!


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