トランス!
 ・・・別に話長くなかった・・・よな?いや、んなこたぁ関係無ぇんだよ。あいつが言った、お前等と同じ種族じゃ無いって・・・どう言う意味なんだ?日本人じゃ無いってことか?それとも・・・。
 「人間じゃ無い・・・のか?」
 いや、それは無いだろ!・・・いや、あいつの話が本当だとしたら有り得るかもしれんな・・・。でもあいつの言った事が嘘なら―
 「だーーーれが人間じゃ無いのっ???」
 「だぁぁぁぁぁっ!!!!!!!!・・・ベル、人が真剣に考え事してる時は、そういうの、止めような」
 「はーい。で、だれが人間じゃ無いの?」
 ・・・こいつに言っても意味無いだろうな。無視無視。
 「・・・えーーー、無視ですかーーー????教えて教えておーしーえー」
 「だぁぁぁっ!!!!うるっせーなーーーー!!!!!教えてやるから黙れ!このクソ眼鏡!!!」
 さっきあった事を教えてやる。するとベルは以外な反応を見せた。
 「・・・そっか・・・。まぁ確かに凜さんは人間じゃ無いかもしれないかも」
 以外だ。マジで以外だ。てっきり大口開けて大笑いするかと思ったのに。
 「僕の位置付けどんだけ?まぁいいや」
 「良いのかよ。んで?あいつの何処が人間離れしてるって?」
 「そりゃもう・・・。あの美しい容姿!細く真っ白な喉から紡がれるセクシーな声!!スラーっとした長い足!!!グラマラスだけど控えめな体!!!!その他諸々!!!!!あれはもう人間を超越しているッ!!!!!!」
 ・・・・・。
 「長い」
 こいつに聞いたのが馬鹿だった。
 「あうぅ・・・」
 


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