GOD GAME
3日間の攻防戦
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僕はゆっくりと目を開いた。
「…こうして、第二次世界大戦が…
おい一ノ瀬!
木原を起こしてやれ!
あと高鳥もだ!」
この声…
なんだか懐かしい…
もしかしてここは…
ゴツン!
「ぐぁっ!
痛いっ!!」
僕の頭に何かがぶつかった。
「俊!
早く起きろ!
麗華!
奏を起こしてくれ!」
僕は、頭を擦りながらゆっくり頭を上げた。
金髪の男子生徒が、日本史の資料集を机に置くところだ。
間違いない、この人は一ノ瀬紘祐。
そして、ここは、教室だ。
「クックックッ…
授業中に寝るとはらしくありませんね。
まぁ成績上位者が減れば、私も助かりますが…」
間違いない、この奇妙な笑い声は戸部祐樹だ。
なんでかな?
すごく懐かしい。
平穏な生活、これほど待ち望んでいたものはない。
僕はその後、きちっと日本史の授業を受けた。
この授業が6限だったらしく、すぐに終礼となり、僕は衝撃を受けた。
あと数日で、夏休みらしい…