GOD GAME
「錬ちゃんを殺させたのは俺だ。
血溜りがあっただろ?
死体は山に埋めさせたし、俺はその時点でこっちに戻ってきた。
錬ちゃんは、良い友達だった…
まぁ、この仕事の為の犠牲だから仕方ねぇけどな。
さて……
そろそろ始めるかな…」
侑弥さんは雷刀を構え直し、立ち上がった。
「最後に一つ聞かせてくれ…
こうなることは始めから決まっていたのか?
この戦いは仕組まれていたのか?」
相澤隊長が静かに聞いた。
とりあえずΜΡは回復できたから大丈夫だとは思う…
今のうちに戦法を考えなくちゃ!
「あたりめぇだろ。
すべて俺が仕組ませて貰った。
俺は、生け贄の巻物を奪うためならどんな手でも使う。
さて、もう終わらせようか。
行くぞ!!!」
侑弥さんは雷刀を横に構え、走り寄ってきた。
まだ何も考えてない。
とりあえず、攻撃を避け続けながら…
バチン!!
うわっ!!!!!
僕の真上を飛んでいった雷から細い雷が出て、僕の鼻をかすめる。
いろいろ聞いたけど、戸惑っている時間はない…
戦闘開始だ!!!