GOD GAME
水城と奏ちゃんはわけが分からないといった表情で僕らを見ていた。
そっか、まだ説明してなかったんだ…
「お兄ちゃん達は知らないよね?
さっきまで一緒に行動してた青木さんと堤さん、二人が所属している組織で、大規模な攻略チームみたいなの。」
理沙ちゃんがそう言いながら奏ちゃんの横の椅子についた。
それなら、さっきの二人は青木達の仲間って事になるよね。たしか、仲間にならないかって言われてて…
「その通りだ!」
!!!!!
僕は慌てて扉を見た。
扉は開いてない。でも、その人は確実にそこにいた。密室状態にもかかわらず、一瞬でこの部屋に入ってきたんだ。
「隊長!
いきなり消えないでください!
ってか消えんなや!!
能力にしろ金にしろ無駄遣いしすぎなんだよ!」
扉が勢いよく開き、狐顔の女性が入ってきた。髪は黒で長く、和服を身に纏っている。
「敬語を使えと何度言えば分かる?
佐伯恵美、よっぽど死にたいようだな?」
いきなり現われた二人が喧嘩をし始めた頃、今まで大人しくしていた水城がゆっくりと近づき始めた。