昆虫戦記
爆撃弾が落ちた
石の破片やら
昆虫の破片
舞う埃が
容赦なく2匹を襲う!!
「森が開けた場所まで逃げるぞ!!タカ部隊の衛生兵に救援してもらうぞ」

涙を流しながら
力強く頷く
モグラの兵。

ピュー

ピュー

ドガガガ!!

襲い来る爆撃弾の
爆発を
かいくぐりながら
森の開けた場所を
目指すモグラの兵。

「はあはあ・・・」

息を切らせる
モグラの兵。

「はあはあ・・後、もう少しだ!!頑張って生きるぞ!!」

必死で走る
2匹。

すると
薄暗い森の奥に
太陽の光が
微かに
2匹の目に映った。

「リーダー!!」

モグラの兵は
リーダーの顔を見る。

「急ぐぞ!!」

勇ましく微笑む
モグラのリーダー。

2匹は
希望に満ち溢れながら
太陽の光を目指した。

そして
ようやく
森が開けた。

2匹は
森の開けた場所から
手を精一杯
降り続ける。

しかし
2匹の小さな体は
上空からは
目立たないせいなのか
救援してくれる様子が
伺えない。

それでも
何度も何度も
手を精一杯
降り続ける。

ドスーン!!

逃げる
2匹の真横に
物凄い地響きを
たてながら
降り立つ者の
影が見えた。
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