桜下心中
 帯を強引に解かれた。ペン立てにあったハサミで、腰ひもを切られる。

「やめ……」

 怖い。声が出ない。着物を剥がされる。

 襦袢だけにされ、ガタガタと震える佐恵を見て、糸田は溜息をついた。

「圭太の前でいつも裸になるんだろうが?」

「やめて」

 糸田はハサミを畳の上に投げ捨てた。乱暴に襦袢の前を開かれる。

「いや!」

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