虹
中に入るときれいに整理整頓された部屋が広がっていた
指定された場所に荷物を置き、本来の目的である鍵を貰おうと
千頭君の方を向いた。
するとそこであたしがみたものは
「なぁ貴志、お前がなんで涼野さんの部屋の鍵持ってんの?」
と、タメ語で千頭君と話す泉君がいました
「い、泉君…?」
さっきまですっごい敬ってます的なオーラ出してたよね?
な、なんで?
「おい、先に俺らのこと言ってからここに連れてこい。
話がややこしくなるだろーが」
「嫌、俺が思うにはお前が鍵を持って行ったことの方が
ややこしいと思うぞ」
「ど、どゆこと?!」
まだまだ話の先が見えないあたしがいた