白虎連合Ⅳ
静まり返る病室。
シーツに染み込む、お茶。
「なに?思い出して欲しいわけ?」
あはは、と乾いた笑いが室内に響く。
それは紛れもなく私から発せられるもの。
私から少し目を逸らす紫織を見ながら花瓶を手に取る。
そして、
「―きゃっ…!!!!」
花瓶の割れる音。
飛び散る水。
寿の持ってきた花も地面に倒れて。
驚き、紫織は思わず一歩下がる。
私はそれを無表情で見つめた。
「ゆ、ゆい?」
「中途半端やねん」
「え…?」
思い出して欲しい。
みんなそう言うけど。
じゃあなんで昔の話をせーへんねん。
事故の日何があったか教えへんねん。
ヒントも何も話さないのに思い出せ?
「ゆいさん何ですか今の音!!!」
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