白虎連合Ⅳ
ガラ!!!と開かれた扉。
聞こえたのは、女の声。
「え、花瓶?」
泣きそうな紫織。
その足元に散らばる破片。
投げた私は無表情のままで。
女の子は目を見開き、私と紫織を交互に見つめた。
「誰やねん、お前」
金髪にピンクのメッシュ。
そして更にピンクの特攻服に、襟には朱雀と書かれた刺繍。
族?
レディースかなんか?
「な、夏美ちゃん」
「夏美?」
「ゆいさん、これ…」
「腹立ったから投げた、だから何?」
夏美。
夏美って確か白咲が言ってたっけ。
でもこの夏美って子は事故の日の事を知らんらしいし。
じゃあ今は邪魔なだけ。
今うちは紫織と喋ってんねん。
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