白虎連合Ⅳ




「ゆいさん確か、記憶喪失なんですよね?」


「……………」


「だからか…、紫織ちゃん大丈夫?」


「う、うん」






震える紫織の腕を掴み、夏美は溜め息。

私はただイラつきが増えて。





たまに見える過去の映像。

謝罪のメール。






思い出して欲しいと告げる人々。

でも、何があったかは言わない。







「ゆいさん、紫織ちゃんはゆいさんの大切な存在なんですよっ」


「…るさい、」


「何があったか分からないですけど、花瓶はやめときましょ?」






夏美は私の後輩らしい。

だから逆らうことなんて出来なくて。





紫織の辛そうな顔。

悲しそうな顔。





分かってる、当たりたくない。

何故かそう思う。







でも、










「…事故の日何があったかさっさと言えや!!!」









止まらない。










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