短編■ 逆上ギャップ




(メールしてる…)


授業中に関村さんと進はメールをしていた。

友達として、TVの話やテストの話をしたのだろう。

そこに女アピールがないのだから、きっと関村さん的には、“当たり障りないメール”なのだろう。


普段から私が進にメールをあまりしないのは、彼の勉強の邪魔をしたくないから。


――私からすれば、メールをしている時点で関村さんはトラブルメーカー扱い。ずるい。

だけど、“女の子とメールしないで”なんて彼氏に言えない。

…束縛したいのに出来ない、嫌われるのが怖いから束縛なんて出来ない。

世の中束縛する恋人は、本当にメール何分以内に返すとか、電話は何時間ごとにかけるとか、異性と二人で遊んだらダメだとか、お互いの行動に制限を付けるそうだ。

それが元で喧嘩をしたりするらしい。

…羨ましく思う。
それは束縛をしてもどこかで好かれていると自信があるから成り立たない行為で、(自信がないから束縛をする逆説で)

私は好かれている自信がないので、束縛をして余計呆れられたらどうしようと思うから出来ない。


だから…



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