芽衣の恋愛論


サトル君と映画に行ったことが不思議に思えてきた。

いろいろ思い出を巡らせた。

合コンの帰りに迎えに来てくれたり、
ナンパされたら助けてくれるし、
19800円のワンピース買ってくれたし、
用もないのに電話してきたり。



やっぱり嫌われてはないと思う。


あ、もしかして






彼女がいるから他の女の子とはあんまり仲良くしたらいけないのかもしれないな。




「ああ、そうかも。」


小さな声で呟いた。

いつもの冷たい態度は、彼女のためなんだ、と思ったらすごく納得出来た。






瞳ちゃん、幸せ者だなぁ。



なんだかスッキリしたあたしは由宇君とサトル君に別れを告げて家に帰った。

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