芽衣の恋愛論


翌日、私は仕事。


サトル君からの連絡待ち。

告白されてから毎日きていたメール。
今日こなかったらどうしよう。

いい天気だね
唐揚げ弁当食べた
Tシャツ買った

等々、他愛ない内容のメール。今日もくるはずだ。


こなかったらどうしよう
と思いながら日が暮れた。

定時であがると由宇君のお店へ。
正確には近くのカフェに入った。
由宇君のお店から見ると斜向かいのビルの2階にある。
ガラス張りになっているので店内の様子が窺えた。


私はそこでアイスティーを飲みながらお店の観察する。

由宇君のお店もガラス張りだけど2階からだと死角が多い。
中半分は見えない。

10分ほど経過したときサトル君の姿を確認出来た。

昨日までは普通に入って行けたのに。今日は行けない。

意識し過ぎて、何だろうこれ。

初めての感覚に襲われる。

今日メールがこなかったらどうしよう。


セール中なので会社帰りのサラリーマンも結構入って行く。


ドキドキするけど行ってみようかな。

私は決心してカフェを出た。

ちょっと離れてところにある横断歩道を渡った。


深呼吸をする。
ついつい深く息を吸ってしまう。

そうしないと息を吸うのを忘れてしまいそうだった。

こんなに緊張してお店に来たことはない。


ゆっくりゆっくり歩く。

急に肩を叩かれた。

ぴょんっと跳び跳ねて目の前に現れたのは



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