芽衣の恋愛論

僕の愛車に乗って少しドライブしてから送った。

僕がデート気分を味わいたかったから。


「ありがとう。今日も楽しかった。」

と言って芽衣ちゃんはシートベルトを外した。


僕も一緒に車を降りた。

「芽衣ちゃん、話があるんだけど…。」


「え!?なあに。」


芽衣ちゃんはニコニコしながら僕の話が何だろうってワクワクして待ってるのが伝わってくる。



僕は鼻で息を深く吸ってゆっくり口から吐いた。



「あのさ。僕の気持ちを聞いて欲しいんだけど…。」

「うん、いいよ。」


相変わらずニコニコして僕の話を待っている。

僕は目を瞑ってもう一度深呼吸した。

そして一思いに

「芽衣ちゃんのことが好きなんだ。」
と言った。

「もし良かったら付き合って下さい。」

と付け足した。

「え…。あ、。」

困惑した表情、
明らかに狼狽えている芽衣ちゃん。



「僕は本気だよ。返事はすぐじゃなくていいよ。いつまでも待ってるから。」

ドキドキしながら言った。


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