完全秘密主義恋愛♥


***


ハァ、ハァ、と荒い息遣いが誰もいない階段の踊り場に響く。


……危なかった。


あのまま高瀬と一緒にいたら、きっと……



・・・・・・・
抱き締めていたーーーー……?




「やべ……。最低じゃん自分…」


安藤は階段に座り込んで頭を掻きむしった。



高瀬は、希(のぞみ)のような魅力はもっていない。


希はどちらかというと、守ってやりたくなるタイプ。

誰か、縋(すが)る人がいないと生きていけないような、良く言えば『か弱い』女。

悪く言えば『ひとりで何も出来ない』人間。


反対に、高瀬は……








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