完全秘密主義恋愛♥



「安藤、撮って」


宝が安藤にデジカメを渡した。


「瑆乃が笑ってるとあたし、何だか安心するの。『良かった、笑ってる』って」


宝はあたしの腕に自分の腕を絡ませて優しく言う。



「笑ってる方が、何億万倍も可愛いんだから」


あたしは宝を見てにやっと笑った。


「こんなんでも?」

「無表情よりマシだわ」

「そうかい」


「…なあ、まだ?俺腕痛くなってきたんだけど」


安藤がデジカメを構えたまま両腕をパタパタさせながら言った。



あたしらが話してんの分かってんだから腕降ろしときゃいいのに。



……バカだ。


「うふふふふ♪じゃあ瑆乃、あたしたち焼きそば食べましょうか~♪」

「は。撮るんじゃないの?」

「ちょ、俺!!俺の立場は!?」

「そこでバカみたいにずっと構えてて痛がってれば?」


宝……女王様?(笑)

完全に安藤で遊んでいる宝をちょっと末恐ろしいと思う。







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