完全秘密主義恋愛♥
声がした方に目をやると、普通に制服に身を包んでいるナッキーがいた。
ドクン、と心臓が波打つ。
じわりと嫌な汗が出てくる気がした。
二人が一緒にいるところを真近では見られないほどに、いつの間にかあたしの
気持ちは大きくなっていた事に、今気がついた。
「もう~探したんだからねっ。時間になっても来ないし」
「わり、当番の時間だったこと忘れてた。」
「ばーか」
わざと二人に背を向けていても、固く目を閉じ、耳を塞いでも判る二人の何気ない、でも甘いやり取り。
ムカムカと胸の奥からドロドロした醜い感情がせり上がってくる。
いや、だ。
聞きたくない。