完全秘密主義恋愛♥


馬鹿。


ほんとバカ。


何やってんの、あたし。


人気のない静かな廊下で走るのをやめた。


運動不足気味なのか、膝に手をついて荒く呼吸をする。


大きく吸って肺に空気を送りこむ。



すると、前方から軽い足音が聞こえてきた。



白くて細い脚。

胸のあたりまでのびた艶のある黒い髪。

キュッと結ばれたピンクの唇。

クールな瞳に、それを縁どる長い睫毛。





ナッキーだった。


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