完全秘密主義恋愛♥
ナッキーはあたしと目が合うと、パァッと明るく笑って小走りでやってきた。
「うわぁー瑆乃~!久しぶりー!!クラス違うから全然話せなくて寂しかったー!!」
中学のときからあんまり背が伸びてないようで、目線の位置は相変わらず低くなる。
「うん…あたしも…」
ダメだ。上手く笑えない。
というか、今ナッキーを直視できない。
『罪悪感』のようなものが頭の中を駆け巡った。
あたしの曖昧な歪んだ表情にナッキーは不思議そうな顔をしただけで特に聞いてくることはなかった。
「あ、そうだ……。ひの、今からヒマ?」
ナッキーは何か思いついたように言った。
あたしに用事は、ない。