完全秘密主義恋愛♥
びゅうっと強い風が2人の間を吹き抜ける。
笑える。
自分、ほんと馬鹿じゃん。
何、安藤に期待してたんだろう?
ナッキーと安藤が別れるとでも?
「……へえ……」
無意識にそう答えていた。
ナッキーは立ち上がり、面白くなさそうにあたしを見た。
「……それだけ…?もっと感想とか聞かないの?」
あたしはナッキーを見上げた。
「……聞いてもいいんだ?」
中学のときは恋愛の進捗(しんちょく)状況を聞かれるのを嫌っていた。
なのに、何で敢えて言おうとする?
自分が今どんな顔をしているのかわからなかった。
ただ、穏やかな顔ではないことは確かだったけど。