完全秘密主義恋愛♥
真っ白なワンピース。
裾にはお洒落なレースがあしらわれ、腰のところはひもで絞れるようになっている。
襟口は鎖骨が半分見えるくらいの控え目な感じで開いている。
全体的にシンプルなワンピース。
だけど、見る人を、着る人を魅了する力を持っているような気がした。
「これ…」
思わず絶句した。
宝はそんなあたしを見て、ふふふと笑った。
「プレゼント フォー ユー フロム ミー」
「えっ、どういうこと?」
「瑆乃、もうすぐ誕生日でしょう?早いけど、プレゼント。あとこれも」
そう言って宝はまた紙袋を漁(あさ)る。
はい、と言ってあたしの手のひらに乗ったのは、小さな花をアクセントにしたネックレスだった。
これもやはりシンプル。
「その花ね、桔梗(キキョウ)なの。9月の誕生花」
……。
「宝ぁ~!!」
感極まって思わず宝の首に飛びついた。
「うわっ」
「…ありがとう。やっぱり宝だいすき」