完全秘密主義恋愛♥

そう言うと、宝もあたしの体に腕をまわしてギュッとした。

「あたしもよ!!だいすきー!」

宝の豊かな胸の感触が服を通してでもわかった。

きもちー。

ってあたしは痴女か。


「ねえねえ、早く着てみてよ。まだすることはあるんだから」

宝はあたしから離れると、服を着るように急かした。

「うぃー」


リボンを外してシャツを脱ぐ。

その上からさっきのワンピースを被る。

そして、スカートを脱いだ。

ワンピースの裾を引っぱってきちんとした長さにする。

最後に、宝からもらったネックレスをつけた。


「…どう?」

あたしはやや緊張して宝を見た。

「うん、あたしの見立て通り瑆乃にぴったりね。で、仕上げに。そこに座って」

言われた通り椅子に座ると、宝はメイクポーチから道具を取り出した。

「ワンピースが白いからねー。学校でやろうと思ってたんだよね」

はい目ぇ閉じてー、と言って宝が手に持っているのはマスカラ。

マスカラなんて人生初。

「ナチュラルにしたいからアイライナーはいらないと思ったんだ。いいよね?」

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