妖魔05~正道~
『モード・ダスト・ライト』

ハンスの周囲を周りながらも、破片を撃ち込む。

ハンスは剣で防御するかと思いきや、一気に突っ込んでくる。

『ギャハハハハハ!食っちまうぞ!』

ハンスの体にはいくつもの破片が刺さるものの、関係なく進む。

横に飛びのこうにも空に高く飛びのこうにも、剣の間合いに入っており簡単に逃れる事が出来ない。

ここはカウンター返しで行くしかない。

『モード:ダブル・エッジ』

『モード:真刀・真槍』

真横に一閃するも、縦に振り下ろすのに、時間はかかる。

「うおおおおおおおお!」

真槍に魔力を注ぎ、最大噴射で前進する。

そのまま、一気に心臓に真刀を差し込む。

本当ならば即死だが、ハンスは死んでいない。

噴射でハンスの体を押し進むものの、俺の首を掴もうと手を伸ばす。

「まだだ!」

ハンスには痛みがないわけではない。

『モード:ダスト・ライト』

刺した刃が破片となり、内臓の各部を刺す。

一瞬、手が止まる。

だが、予想以上の回復を得て、俺の頭を掴んで地面に叩きつける。

「ぐお」

脳が揺らされ、身動きが取れないように足で体を踏みつけられる。

「そんな凄い姿になっても二回かあ。使い方が悪いんじゃあないかあ?」

俺の答えを聞く前に、剣が振り下ろされそうになる。

だが、俺の前には防御壁が出来、剣を防ぐ。

「み、さき?」

扉付近には、美咲が立っていた。
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