俺様彼氏に気をつけて!?
そのまま俺はひなを抱えて保健室へ向かった。
先生に事情を話し、すこしの間傍で見守っていた。
……そろそろ起きるころかな。
その前に早く帰ろう。
カタン
俺はそっと立ち上がる。
丸椅子を片付けてから先生に挨拶をして、なるべく静かに保健室を出た。
それから真っ直ぐ教室へ戻って鞄を取り、玄関へ向かう。
まるで何かから逃げるようにそそくさと靴を替えて学校を出る。
なるべく早足で歩いた。
もしかしたらひなが追ってくるかもしれない。
そんな馬鹿なことを考えていたから。
別に急いで逃げる必要なんてない。
それはありえないことなのだから。
ハッと自分に自嘲した。
どれくらい歩いただろう。
気付くと俺は川沿いの土手の上を歩いていた。
家まではあと十数分といった地点だ。
空を見上げると、早くも日が沈み始め茜色に染まっている。
「はぁー……」
思わず深い溜め息が漏れた。
何やってんだろう、俺。
馬鹿馬鹿しいったらありゃしない。
たかが女一人でこんなに悩んで、傷付いて。
いつから俺はこんなにダサくなったんだ?
そんなことを考えながら歩いていた。
そのとき、ふと誰かの足音が近づいてきた。
それは俺のすぐ後ろで止まる。
まさか……
「っ千晶!」
やっぱり。ひなは追いかけてきた。
心の何処かで喜んでいる自分にまた自嘲した。
そして振り返ることなく無視した。
「ねえ、千晶!!!」
すると今度は右腕の袖を掴まれて呼ばれた。
先生に事情を話し、すこしの間傍で見守っていた。
……そろそろ起きるころかな。
その前に早く帰ろう。
カタン
俺はそっと立ち上がる。
丸椅子を片付けてから先生に挨拶をして、なるべく静かに保健室を出た。
それから真っ直ぐ教室へ戻って鞄を取り、玄関へ向かう。
まるで何かから逃げるようにそそくさと靴を替えて学校を出る。
なるべく早足で歩いた。
もしかしたらひなが追ってくるかもしれない。
そんな馬鹿なことを考えていたから。
別に急いで逃げる必要なんてない。
それはありえないことなのだから。
ハッと自分に自嘲した。
どれくらい歩いただろう。
気付くと俺は川沿いの土手の上を歩いていた。
家まではあと十数分といった地点だ。
空を見上げると、早くも日が沈み始め茜色に染まっている。
「はぁー……」
思わず深い溜め息が漏れた。
何やってんだろう、俺。
馬鹿馬鹿しいったらありゃしない。
たかが女一人でこんなに悩んで、傷付いて。
いつから俺はこんなにダサくなったんだ?
そんなことを考えながら歩いていた。
そのとき、ふと誰かの足音が近づいてきた。
それは俺のすぐ後ろで止まる。
まさか……
「っ千晶!」
やっぱり。ひなは追いかけてきた。
心の何処かで喜んでいる自分にまた自嘲した。
そして振り返ることなく無視した。
「ねえ、千晶!!!」
すると今度は右腕の袖を掴まれて呼ばれた。