神風

Side由那


足が痛い…


足首ではなく足の方。


まあ、筋肉痛ってところだろうか。


久々だから分からないが。


「由那、ちょっと。」


彰があたしを呼んだ。


あたしは隣にある男子の部室に移った。


今はあたしと彼以外誰もいない。


少しだけあたしの部室と構造が違う。


ドアを閉めて彼の隣に座った。


「怖いの?」


いきなり問い出されてなんのことか分からなかった。
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