傷跡
でも、そんな風にあたしが自分自身を保つことに必死になっていた頃…
ふと歩いていた帰り道。
夜の輝く歌舞伎町で…
ルイの姿を見かけた。
そして……
そんなルイの隣にいた…
笑顔の光輝の姿も。
あんなに飲んで回りに回っているはずのお酒は…
一瞬で覚めていく。
何でルイと光輝が二人で並んで歩いてるの?
何で…
光輝はそんなに笑顔なの?
震えるように高鳴る胸の音。
早く帰らなきゃ。
帰って…
すぐにシャワーを浴びて…
スッキリしなきゃ。
それから…
すぐにビールを飲もう。
それから……