CHANCE 1 (前編)  =YOUTH=


チャンスヒョンの家で生活するようになってから、毎日ハヌル(空=チャンスの妹)と会うことが出来て嬉しかった。でも‥‥‥


とにかく、緊張してハヌルとはなかなかまともに会話も出来なかった。


朝起きたら、新星MUSIC日本支社に行き、歌のレッスンや宣材写真の撮影、レコード会社やTV局への挨拶廻りの毎日なんだ。


だから、帰宅したらヘトヘトで、晩御飯を食べた後はシャワーを浴びたら、アッと言う間に寝てしまい、ハヌルとの会話も挨拶程度しか出来なかった。


朝食の時にはチャンスヒョンも、チャンスのママさんパパさんもいるし……


そんな毎日を過ごしていると、ひょんな事からデビュー前にチャンスヒョンの友達とバンド結成って事になっちゃった。


そんな仲間と僕は、メジャーデビュー初のCDをレコーディングしました。


皆、プロのミュージシャン顔負けの腕前で、とっても素敵なCDが出来上がりました。



バンドカーニバルにも出場する事になった。


でも、僕の悪い癖で、本番が近づくと体調不良に……


今回は風邪をひいてしまいました。



寝込んでいたら



なんと!



ハヌルちゃんが看病してくれたんだ。


メチャクチャ嬉しかったよ~!


それから僕達は、良く話もするようになったし、携帯やメールでも連絡しあったりしたんだ。


ある週末の午後、チャンスヒョンはソナちゃんとデートに出掛けてた。


パパさんは相変わらず仕事だし、ママさんも実家の焼肉屋を手伝いに出掛けていた。


家に二人っきりだから、退屈なのでハヌルちゃんを誘ってみたんだ。


「ハヌルちゃん、もし良かったら遊びに行かない?」


『パクユオッパ(パク・ユ兄ちゃん)ホント!?

カラオケ行きたい。』

「この近くにカラオケ店在りますか?」


『ん~‥‥っと、歩いて20分くらいのところに在るよ!』


「じゃあ、行きますか!」


『やった~!』


「じゃあ、着替えてくるね。」


『私も着替えてくる。オッパ(兄ちゃん)とデートだ!
可愛い恰好してくるね。』


と言うと、自分の部屋に入って行った。


僕も、2階に上がり、チャンスヒョンの隣の部屋に入って着替えた。

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