CHANCE 1 (前編) =YOUTH=
カラオケボックスでは、韓国のヒットソングや英語の歌を歌って、ハヌルちゃんは日本で今流行っている歌を聴かせてくれた。
何曲か歌った後、僕は勇気を出してハヌルちゃんに言った。
「ソウルの新星MUSIC本社の社長室に、チャンス ヒョンとハヌルちゃんの大きな写真が有るの知ってるですか!?」
『チャンスオッパから聞いたよ!
ビックリしたって言ってた。
私は、まだ見てないんだけど、メチャクチャ大きな写真なんだってね!』
「そうなんだ。
あの写真を初めて見た時に、僕はハヌルちゃんに一目惚れしちゃったんだ。」
『エェ~ッ!マジで?
嬉しい!私も、パクユオッパが初めて我が家に来た時に、好きになっちゃった。』
「ありがとう。とっても嬉しいです。
でもね、僕はこれからメジャーデビューして、成功するかしないかまだ分からないけど、歌は頑張りたい。
ハヌルちゃんとも真剣に付き合っていきたい。
中途半端な事はしたくないです。
だから、一人前になるまであまり一緒に過ごせないですけどダイジョブですか?」
『ダイジョブだって。
私だって、まだ14才だし、高校だって卒業しなくっちゃいけないし。
友達とバンド組んで頑張りたいし。
時間は沢山有るんだから、ゆっくり付き合って行こうよ!』
「そうだね。
それから‥‥‥‥当分皆には内緒にしておかないといけないけど、そんな関係でも良いかなぁ!?」
『内緒の方がそそられるね!』
「そそられる?
そそられるってどういう意味なの!?」
『ドキドキ興奮するって事かな!?』
「あぁ、そうなんだ。
シークレットラブってそそられる~!」
『ダヨネ!
オッパ、2ショットの写メ撮ろうよ!』
と言うと、ポーチから携帯を取り出して、二人で肩を組んでの写メを撮った。
もちろんユー君の携帯でも。
その後、歌も歌わずに、お互いの趣味や好き嫌いの話で盛り上がって、気が付いたら夕方前になっていた。
二人で手を繋いで家に向かい、近所まで来たらハヌルちゃんに先に帰宅して貰った。
僕は、近くの公園に行き、子供達がサッカーをやっているのを暫く眺めてから帰宅した。