CHANCE 1 (前編)  =YOUTH=
 

「皆、結構練習してるんだねぇ。
なかなか良いよ。」

『有り難うございます。』

「オリジナル曲は、何曲くらい持ってるの?」

『短い曲や、洋楽のアレンジ曲も入れたら、50曲くらい有ります。』

「そりゃ、結構持ってるねぇ。

何かアレンジ曲を1曲やってみてくれるかな!?」

『Amazing graceを聴いてください。』

「アレンジは?」

『頭はアカペラで、オリジナル通りなんですが、途中から邪道ですが、ロック調にしてみました。』

「アレンジしたのは誰だい?」

『キーボードの彼女です。』

「それじゃあ、聴いてみようか。」

『それでは、宜しくお願いします。

♪♪~~Amazing grace! how sweet the sound~~~~!』


う~ん!なかなか良い声してるなぁ。

演奏も良い。

アレンジは……

ちょっと無理矢理感は否めないが、作りとしては面白いんじゃないか!

「OK!
君達、なかなか面白いよ。

来月の6日のライブイベントには、是非参加して欲しい。

参加費用は、1バンド5,000円だけど、君達はただで出してあげるネ!」

『本当ですか!?
有り難うございます。』

「楽しみにしているからね。」

『はい。
頑張ります。』

と言う訳で、彼女達と対バンが出来るようになった。


ここで、ずっと彼女達の演奏を聴いていたシン(天道君)が話しかけてきた。

『チャンス、お前の好きなバンドがエントリーして来たぜ。』

「もしかして、OLD RIPS?」

『あぁ、今朝一番に川口さんから連絡が入った。』

「久しぶりに会えるなぁー。

俺、OLD RIPSのPROUD OF YOUがメチャクチャ好きなんだ。

俺とソナがいつか結婚する時には、結婚披露宴でこの曲を歌ってくれ。」

『先の長い話だなぁ。

まかせとけ。そん時は、川口さんに来て貰うよう俺からお願いしといてやる。』

「それじゃあ、そろそろ彼女達のエントリーの手続きしに行こうぜ!」

『OK!
じゃあ、皆1階の休憩室に移動しといて。

俺は申込書取ってくるから!





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