自由のギフト

｢う～ん理解どうこうじゃなくて感じなかった？｣
｢といいますと？｣
｢あゆみちゃんはたかし君の事がず～と好きなんだよ｣
｢幼なじみだからですよね。｣
｢それもあるけど男として、一番理解しているふりはしているけど、受け入れられないんだよ、いつか、きっといつか自分の前にでて守ってくれると今でも思っている。もちろん男として女のあゆみちゃんを守るって意味ね。
だから今日は余計に辛かった。その気持ちをたかし君は気付かないふりをしていた。｣
｢・・・。｣
それから三人で、見えなくなったはずの二人の後ろ姿をもうしばらく、見送り続けた。