Light desired ~希望の光~
「…あいつに『人魚の涙』を送ったら次の獲物だって資料を送ってきやがった」
「次の獲物…」
シェイドは手に持っている紙を見つめた
「俺は先に見たが結構厄介な獲物だぞ」
「あぁ これを見たら寝るからな」
まだ昨夜の疲れが残っているのかシェイドは大きく欠伸をした
「明後日に決行だってさ」
「明後日って急だな昨夜盗んだばかりだぞ」
「それと、今回は警察のやつらに予告状をだせだってよ」
盗む時ときどき警察に予告状を出している
毎回出しているわけではない
ケイト達があいつと呼ぶ人に出せと言われたら予告状を出し
予告状を出せと言われていなかったら出さない
ケイト達はそいつのいいなりになっている
いや、ならざるおえないのだ
「またか…あいつはいったい何を考えているんだ?」
「知るか!!ほら休むんだったらさっさと休め!!」
「わかった そんじゃあ寝るから」
「おやすみ」
「おやすみ」
シェイドは店の奥にある階段から2階にある自分の部屋へと行った