Light desired ~希望の光~
「じゃあ行ってくる」
シェイドはファリー達の所へ行った
ファリーとミラはもう焼き鳥を食べ終わった
ファリーがシェイドの顔が真っ青になっていたのに気付いた
「どうした?顔、真っ青だぜ」
「大丈夫ですよ!行きましょう!」
「おう!」
シェイド達は美術館に着いた
美術館の中には『天使の花束』以外にも、いろんな展示物が飾られていた
あの有名な画家のマルデンが書いた『海の少女』や、
彫刻家のヴァサットの『ヒッポカムポス』など、有名な美術品がある
「これが怪盗シェイドが狙っている『天使の花束』だ」
「へ~、これが」
「これは、かの有名な・・・・」
『天使の花束』は予告状がきたこともあって、どこからも見通せる所にある
1m範囲には誰も入れないようにロープがはっていた
(今の時点で『天使の花束』を警護している人数は、…5、6人ってところかな?)
シェイドはファリーがこの像の説明をしているのを無視して、どこがどうなっているのか、周りを見渡していた
(Mからの資料で大体把握していたけど、やっぱり盗みにくい場所にあるな…)
「・・・ウリ!・・ハウリ!」
「はい!何でしょう!」
「俺の話し、聞いてた?」
「ごめんなさい、聞いてませんでした
この像がすごくて、目を奪われてしまってました」
「まあな、80cmの像だけど、この像を見てると不思議な気分になるよな」
「そうですね」

