教育実習日誌〜先生と生徒の間〜
岩谷が追い込まれていること、このままでは彼女が潰れてしまいかねないこと、そして出来ることなら、奥さんのご協力をお願いできないか聞いてみた。
『うんうん、話は解った。
きっとうちの嫁さんも協力したがると思う。
ただ、ひとつ問題があってさ。
もうすぐ2歳の息子の面倒を、その間誰が見ればいいかって事。
俺、明日も部活なんだよな』
そうだった。俺も高文連に向けて、部活指導がある。
奥さんは只今育児休業中。
誰か子守りしてくれそうな人は・・・・・・。
そばで真剣に会話を聞いていた菫が、自分を指差している。
お前が子守りしていたら、指導案を作り上げる時間がなくなるだろ!
俺はすかさず首を振った。
菫のお母さんや桜さんに、これ以上頼むのは申し訳ない。
となると・・・・・・仕方がない、召還するか。
「私の姉に子守りを頼みますから、明日一日、奥さんを貸してください!」