教育実習日誌〜先生と生徒の間〜
それから。
他愛のない話をしつつ食事を済ませて、今日のデザートのコーヒーゼリーを食べて。
食器洗い乾燥機にまとめてお片付けして、リビングへ戻る。
ソファでくつろぐ先生の隣に座って、久しぶりにくっついて座ってみたり。
「あのさ、今日、ご両親は何時に帰ってくる?」
「え? 明日仕事だから、多分9時には帰ってくるんじゃないかな?」
「そっか……残念」
残念、とか言いながら、どこを触ってるんですか!
全く、自分の家を立ち入り禁止にしといて、私の家でいちゃいちゃしてたら意味がないでしょう!
「松本先生! 実習生に手を出さないでください!」
私が一喝すると、先生は一瞬びくっとして手を引っ込めた。
なのに。
「やっぱり、ダメですか? 安西先生」
学校で見せる、真剣な顔にその他人行儀な口調。
不覚にもどきん、と心臓が跳ねた。
「1週間我慢して、やっと安西先生を独り占めできたんですよ」